『ダイ・ハード』、『マトリックス』、『シャーロック・ホームズ』シリーズなど、錚々たる作品を世に送り出してきたメガヒットメーカー、ジョエル・シルヴァー。新しい才能を看破する確かな目を持つシルヴァーが見出したのが、ミュージックビデオやCMの映像作家として、独自の世界観を創り出していたジャウマ・コレット=セラ。彼を監督に、主演にはリーアム・ニーソン迎え、2011年に公開された『アンノウン』は、全米で初登場NO.1の大ヒットを記録した。
互いの作品と向き合う情熱に刺激され、映画の限界を突き抜けるために共犯関係を結んだ3人が、再びスクラムを組んだ。驚愕の設定と結末が話題をさらった前作を凌駕するために、"サスペンスの神"と呼ばれるヒッチコック作品を彷彿させると絶賛された脚本を手に入れ、待望の最新作を完成させた。全米のオープニング成績で『アンノウン』を超える数字を叩き出し、世界各国でも初登場NO.1が続出、2014年のトピックとなるエキサイティングかつミステリアスな話題作が、ついにその全貌を現す──!
「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」。NY発ロンドン行きの機内で、航空保安官ビル・マークスの携帯に届いた匿名の脅迫メール。その瞬間、乗客146人が容疑者に! この完全なる密室で殺人を犯して、逃げられるはずはない──そんな予測を嘲笑うかのように、時間通りに1人ずつ原因不明の死を遂げる。犯人は誰か、恐るべき真の目的とは──?
矛盾した会話や不可解な行動、ふとした視線など、スクリーンの隅々にまで張り巡らされる伏線の数々。手掛かりを探るほどに深まる謎、追う側と逃げる側の緊迫した頭脳戦──やがて犯人の指定口座がビルの名義だと判明、航空保安官さえも容疑者リストに躍り出るという驚愕の展開に──
暗い過去を引きずり、私生活でも問題を抱えているビルを演じるリーアム・ニーソンは、『シンドラーのリスト』でアカデミー賞にノミネートされた迫真の演技と、『96時間』シリーズで極めたリアルなアクションを見事に融合させた。なぜか窓側の席にこだわる乗客に、アカデミー賞4度ノミネートの実力を見せつける『めぐりあう時間たち』のジュリアン・ムーア。客室乗務員には、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞助演女優賞を受賞、今最も輝いているルピタ・ニョンゴと、イギリスの大ヒットTVシリーズ「ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜」で、ゴールデン・グローブ賞とエミー賞にノミネートされたミシェル・ドッカリー。
世界各国の熱狂に送られて、密室サスペンスにして、空を舞台にしたアクション超大作が今、日本へ舞い降りる──!